新しいカメラネジを切ってカメラスタンドを改良
2016/10/05
新しいカメラネジを切ってカメラスタンドを改良
カメラを趣味にされているお客様が、弊社に直接訪ねて来られました。
お客様のご要望をお伺いしたところ、「カメラスタンドにネジ穴をあけて違うネジを付けたいから加工してほしい」と仰られました。
カメラにはそれぞれネジ穴がついていて、スタンド側のネジをカメラの穴に挿して固定することで、撮影の時に手振れなどが少なくなり、少し難しい撮影や光の調整などがしやすくなります。
ただ、カメラスタンドのネジの太さと、カメラ本体のネジ穴の直径が微妙に合わなかったり、使い続けて緩んでくる場合もあり、そういう時はうまく固定が出来ないので困りものです。
商工会議所で紹介された加工業者に聞いても全て断られた
今回のお客様も、お気に入りのカメラとスタンドのネジ穴を合わせたいので、大阪の様々な加工業者に問合せたそうです。
最初はそのカメラスタンドの純正部品を作っている会社に、「違う種類のネジを入れる加工をしてほしいです」と依頼されたそうですが断られてしまい、それから東大阪にある加工業者をあちこち何件もまわって、依頼を受けてもらえるところを探しましたが、東大阪の商工会議所の紹介を受けていても、すべて断られてしまったそうです。
そこで、商工会議所の人に調べてもらって、最後に杉原産業をご紹介していただいたそうです。「ここでも依頼を断られてしまったら、もう諦めようと思って来たんです」と肩を落とされていたお客様のために、「何とかしてあげたい!」と思い、「大丈夫ですよ!」と今回のご依頼を引き受けさせていただきました。
カメラスタンドにネジ穴を開けてUSネジを取り付け
お客様からは「USネジを取り付けてほしい」とお伺いしていたので、そのネジが付けられる穴をカメラスタンドに開けました。USネジのネジ切りも行い、お客様の要望していたカメラスタンドに改良することが出来ました。
「ここでもカメラスタンドの加工が無理だったら諦めよう」と考えていらっしゃったお客様のお力になることが出来て、良かったです。
カメラネジを複数取り扱っているからこそスムーズに加工できた
杉原産業では、カメラとスタンド(三脚)を固定するためのカメラネジはもちろん、他にも様々なパーツのネジのお取り扱いがございます。
今回のケースのように、純正部品のメーカー様は加工・改良を受け付けていない場合もよくあります。それでも「諦めきれない、何とかしてほしい!」というお客様のご依頼を、杉原産業はお待ちしております。
ご依頼の際は、お使いになりたいパーツの種類や取り付けの位置など、詳しくヒアリングさせていただき、出来るだけお客様のご希望に近い物に仕上げられるように努めさせていただきます!