スプリットリングの製作事例 | 銀・濃い銀・銅・茶黒の4色展開
2019/06/28
スプリットリングの製作事例 | 銀・濃い銀・銅・茶黒の4色展開
今回ご紹介するのは、釣り具として欠かせない部品の1つ、スプリットリング(アシストリング)の製作実績です。
上の写真で見ても分かるように、色を少しずつ変えて(写真に写っている3色+別の1色)作り、それぞれに異なる風合いを持たせました。
釣り具パーツの製作実績豊富な当社『杉原産業』が、大量生産しているイチ押し部品ですので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
以前製作したオリジナル2重カンの段差形状を、スプリットリングにも適用
以前別の記事で、オリジナル2重カンの製作実績をご紹介しました。
あの2重カンは内径約1cmで、用途としてはキーホルダーなどアクセサリー類にも使える部品でした。
周回部分に段差を付けて、一般的な2重カンと比較してフラットな仕上がりにしたことが特徴です。
※以前作った内径1cmの2重カンの比較画像。左が当社のオリジナル。
この段差有り形状は、今回製作したスプリットリングにも、適用されています。
段差があることでルアーやフックなど、その他釣り具への取り付けがしやすいです。
⇒ 段差有りオリジナル二重カンの製作事例を詳しく見る方はコチラ
※「オリジナル2重カンの製作事例 」にリンクしています。
スプリットリングに耐久性を実現するため、素材に強化ステンレスを使用
今回製作したような、丸型のスプリットリングは、その他楕円型・たまご型などのスプリットリングと比較して、もっとも汎用的に使われます。
丸型スプリットリングは、小さな魚を狙った釣りだけでなく、ナマズなど比較的大きく重たい魚を狙う釣りでも使われるので、獲物がルアーに喰い付いて暴れても、簡単には外れない強度が必要です。
そのため、素材には強化ステンレスのSUS304-Hを使用し、ちょっとやそっとでは壊れない、スプリットリングにすることを目指しました。
ステンレスそのものにも錆びにくい特性がありますが、そのうえさらに、メッキコートで耐腐食性を強化しています。
4色のスプリットリングは対象魚や水の色、フックの色に合わせて変えることがオススメ
釣りを趣味にされる方なら、ご存じかもしれませんが、スプリットリングは消耗品で、常に予備があるべきパーツです。
たくさんスプリットリングの予備を持つなら、対象魚の習性や水の色、フックの色に1番合うスプリットリングを都度合わせて選べるように、色違いで持っておくことをオススメします。
- ・ シルバー
- ・濃いシルバー
- ・銅
- ・茶黒
今回、上記4色でスプリットリングを製作した理由も、釣りの条件に合わせて、スプリットリングを使い分けてもらいたいという意図からです。
【1】シルバーのスプリットリング
こちらは、光沢があり明るい印象を受けるシルバーカラーのスプリットリング。
明るいシルバーは、1番ポピュラーなカラーです。
【2】濃いシルバーのスプリットリング
先ほどのシルバーより色味が濃く、明るさを落としたシルバーカラーのスプリットリングです。
落ち着いた印象を受ける、濃いシルバーのスプリットリングは、ダークトーンのルアーとの相性がいいです。
【3】銅のスプリットリング
シルバーと比較して、キラキラ感が少ない銅色のスプリットリングです。
警戒心が強い獲物を狙うなら、シルバー系スプリットリングよりも、銅色のスプリットリングのほうが当たりやすいかもしれません。
【4】茶黒のスプリットリング
先ほどの銅色スプリットリングよりも黄みがかり、渋さを増した茶黒のスプリットリングです。
澱んだ水の中に住む獲物を狙った釣りでは、シルバー系のスプリットリングでは馴染みが悪い(魚に「怪しい!」と思われてしまう)ので、茶黒のスプリットリングのほうが、当たりやすいかと思います。
スプリットリングの製作実績まとめ
以上、銀・濃い銀・銅・茶黒の4色で作った丸型スプリットリングの製作実績を、まとめてご紹介しました。
まだ実際に作ったことはないですが、ここで取り上げた4色以外のカラーでも、製作可能なカラーはあるかと思いますので、「もっと白っぽいスプリットリングを作れるか?」あるいは「光沢のないスプリットリングを作れるか?」など、何でもご相談をいただければと思います。
お客様が「他には無いけど欲しい!」と思うスプリットリングの製作を、できるだけ実現したいと思っています。
⇒ 当社『杉原産業』の釣り具製作実績を他にも見たい方はコチラから
※「オリジナル釣り具のオーダー製作・加工事例を4つ紹介」にリンクしています。
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