1週間以内の短納期!品質にもこだわった金属加工事例を4つ紹介
2018/01/29
1週間以内の短納期!品質にもこだわった金属加工事例を4つ紹介
杉原産業には、日々様々な企業様より、金属加工・部品製作の依頼が舞い込みます。
お客様の中には、「どうしてもこの部品がないと困るから、できるだけ短納期で作ってほしい」などと、急ぎでの金属加工・製作を希望される方もいらっしゃいます。
例えば、納期の短さを理由に「うちでは対応できません」と他社で断られて、弊社まで相談をいただくケースも、過去にありました。
杉原産業は、短納期の希望にもできるだけ対応できるよう、努めています。
今回は、短納期(1週間以内)での納品が可能だった事例をいくつか取り上げたいと思います。
- ・1週間で2本の建築金物を切断・溶接加工
- ・4日間でシェードを下げるための吊り金具を加工
- ・3日間で金属の留め具付きの紐を180本加工
- ・1週間で成形が難しいステンレス製の腕時計のネジを加工
1週間で1.5メートル×2本の建築金物を切断・溶接加工
建築途中のベランダに取り付ける、補強用の建築金物(2本)を、1週間で仕上げたことがります。
工事が進んでいる最中の依頼でしたので、「できるだけ早く!」と短納期での納品をご希望でした。
具体的な加工の内容は、”真四角の金属製の柱を1.5メートルのところで切断し、ネジ穴が6つ付いたプレートを、溶接で柱の両端にくっつける”というものです。
屋外で使う建築金物だということで、耐久性をかなり重視されており、はじめから「ステンレス製でお願いします」と指定がありました。
この時、加工した建築金物を、お問い合わせから1週間以内で納品できたのは、建築金物の用途がハッキリしていて、必要な長さや素材を具体的に指定してくださったという事情もあります。
もちろん、「こんな風に使いたいけど、どう作ればいいのかまでは分からない」というご相談にも乗らせていただくのですが、その場合ヒアリングや打ち合わせ・サンプルの提出までに時間を要してしまうので、「できるだけ短期間で納品してほしい」ということであれば、できるだけ具体的な指示があると、早く仕上げられることが多いです。
短納期ポイント:加工する金属の素材や長さに具体的な指示があった!
<関連記事>
4日間でシェードを下げるための吊り金具を加工
マンションの内装工事などを担当する工務店様より、「急ぎでシェード(目隠しの布)用の吊り金具を作ってほしいです!」とご依頼がありました。
内装工事現場の天井の梁は、面が若干斜めになっているため、取り付け面の角度を微調整して、しっかりと固定できる吊り金具が必要だったのですが、「そんな吊り金具は作ったことがない!」と、他社で断られた末の、”ダメでもともと”なご相談でした。
詳しいことは分かりませんが、シェードをぶら下げられないことは内装工事の進捗にも関わってきており、担当者様は「本当に困っていて、しかも急いでいるんです!」と仰られていました。
難しい依頼だとは思いましたが、本当にお困りの様子であったのを何とかしたかったため、依頼を引き受けさせていただきました。
お客様から提供いただいた仕上がりイメージをもとに、どうすればいい吊り金具ができるのか、熟考しました。
実は1度、お客様が測ってくださった寸法が間違っているというハプニングもあったのですが、新しい情報をいただき、即座に作り直しました。
その結果、何とか4日間で、シェードを吊り下げるための万力付き吊り金具を納品することができたのです。
写真は、実際の内装工事現場に、弊社で加工した吊り金具を取り付け、シェードを吊り下げた時のものです。
しっかりとシェードが固定され、外からの目隠しの役割を果たしています。
短納期ポイント:長年の経験から、特別仕様の吊り金具をひらめくことができた!
<関連記事>
3日間で金属の留め具付きの紐を180本加工
「大きな装飾用のネットを吊り下げるための、とにかく丈夫な紐が180本必要なのです!」と、依頼がありました。納期が差し迫ってきており、「何とか3日間で納品できないでしょうか?」とのことでした。
まず、こだわらなくてはいけなかったのは、頑丈な素材の紐選びでした。
大きくて重たい装飾用ネットを吊り下げた時、紐がちぎれてしまっては絶対にいけないので、紐としての柔軟性はありつつ、耐久性も高い素材の紐を選ぶ必要があります。
そこで選んだのが、真ん中に強固な芯が通っているスピンドル紐。紙袋の持ち手などに、よく使われている物です。
しかしもちろん、弊社の仕事は紐選びだけではありません。
紐はそれぞれ、両端にスプリングリングを取り付けるための輪っかを作る必要があり、その輪っかの根元は金属の留め具でしっかり固定する必要がありました。
紐の両端を留め具で締める加工を180本すべてに行い、無事に3日間で納品することができたのです。
3日間で留め具付きの紐180本を納品できたのは、加工の手早さもありますが、早々に加工に適した素材の紐を見つけられたことにも、起因しています。
お客様は、「納期に間に合わないかと思ったけど、間に合って本当に良かったです……!」と、ほっと胸を撫で下ろされていました。
短納期ポイント:長年の経験から、耐久性の高い素材を思い付くことができた!
<関連記事>
1週間で成形が難しいステンレス製の腕時計のネジを加工
特に「急ぎで!」とご指示がある場合でなくても、基本的には早く仕上げるので、結果的にお客様の想定より早く出来あがったというケースも多くあります。
写真は、特に成形が難しいと言われているステンレス素材の腕時計用のネジを、1週間で製作した時のものです。
ステンレスは耐久性が高く硬いので、真鍮などと比べると切削加工を施しにくく、理想どおりの形に仕上げるには、時間を要しがちです。
そもそも「うちではステンレス製の腕時計のネジを作ることはできません!」と、お断りされるケースも多いと聞きます。
しかし、杉原産業には、長年様々な素材で、ネジをはじめをする細かい部品を加工・製作してきたという実績があります。
そのノウハウを生かし、難しい金属加工でも1週間で行えたという事例でした。「素材にこだわって作ってくれて嬉しいです!」と、お客様からお喜びの声もいただけました。
短納期ポイント:ステンレス素材の金属加工の技術が備わっていた!
<関連記事>
“短納期でも高品質”が杉原産業の金属加工の強みです
以上、杉原産業が短納期で受注した金属加工の事例をご紹介しました。
“短納期”というと、「早くて助かる!」と喜んでくださる方が多いかもしれませんが、「納期を無理に早めるせいで品質がおろそかになっているんじゃないか?」と、逆に不安に思ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
しかし杉原産業は、短納期だからといって加工に手を抜くことは一切ありません。
長く安心してお使いいただけるクオリティの製品を、できるだけ早く仕上げるように工夫しています。
「短納期すぎて、依頼を受けてもらえないかもしれない……」と諦める前に、1度杉原産業にご相談をいただければと思います!
⇒ 短納期・高品質な金属加工なら杉原産業におまかせください!