高精度なステンレス曲げ加工で極小オリジナルバネを製作
2018/03/30
高精度なステンレス曲げ加工で極小オリジナルバネを製作
杉原産業のホームページを見てくださり、「ここなら作ってくれるかも!」と期待してくださったお客様から、ステンレス曲げ加工によるオリジナル極小バネの製作依頼をいただきました。
とにかく小さいねじり用バネを作ってほしいとの依頼
お客様が製作したかったオリジナルバネは、とにかく小さいので、製作自体が難しいだろうとなかば諦めていらっしゃたそうです。
しかし、杉原産業の製作実績ページを見て、弊社が難しい形状・大きさの部品製作を多く行っていることを知り、お問い合わせをくださいました。
ただ、”ねじり用バネ”と言われても、形状が全く想像できず、どのように動いてどんな役割を持つ部品なのか分からなかったので、まずは図面をいただきました。
お客様が作りたいオリジナルバネの大きさは直径3mmほどでした。
ものすごく細い針金を、キレイに巻き込んで成形する必要があります。
確かに、お客様がはじめからイメージされていたような難しい加工にはなりそうでしたが、杉原産業のこれまでのノウハウを生かし、製作に取り掛かりました。
硬くて加工が難しいステンレスの針金をキレイに曲げてバネの形にする
ステンレスは強度が高く錆びにくいため、部品の素材としてよく選ばれる金属です。
ただ、硬くて丈夫な金属であるということは、その分、曲げにくいということでもあります。
その上、今回は直径がわずか0.25mmしかない針金を曲げるため、力のかけ方・力加減が非常に難しいです。
このオリジナルバネには別のパーツが取りつき、ひねって回した後に、ゆっくり元の角度・位置までもどる仕組みになっています。
詳しい使い方までは分かりませんが、動く機会が多いバネである以上、摩耗しやすいことが考えられるので、ちょっとやそっとでは壊れない強度に仕上げました。
繊細なステンレス曲げ加工を行えるのは杉原産業の強み
ステンレスを含め、金属の曲げ加工を行っている製作・加工業者は多くあると思います。
しかし、今回の記事で取り上げたオリジナルバネのように、細くて小さい部品を作るための繊細なステンレス曲げ加工を得意とする企業は、全国でも少ないのではないでしょうか?
先述したように、ステンレスの曲げ加工は難しく、熟練された技術が必要です。
杉原産業は、ステンレスの加工実績が多数ございますので、他社では断られるような難しい部品でも、作れるかもしれません!
「さすがに無理かも?」と決め付けてしまわず、まずはご相談いただければ嬉しいです!
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