真鍮鋳物で重量感あるバックルを製作
2015/12/11
真鍮鋳物で重量感あるバックルを製作
<商品詳細>
商品 :バックル
材料 :真鍮
納期 :1カ月
ロット:2種類×2色×10個、計40個
真鍮鋳物でバックル製作のご依頼のきっかけ
今回のご依頼は、ホームページを見たお客様からいただきました。「ベルトのバックルを作ってほしい。素材は真鍮でお願いしたい。35mm×40mmの重量感ある大きなバックルがほしい」と類似品をご持参いただいてのご注文でした。納期は1ヵ月半でした。
バックルの重量感・高級感をだすなら真鍮がオススメ
真鍮は重量感・高級感を出す素材として、特にアパレル業界の方に人気の素材です。その中でも、皮革を扱う会社様によくご注文いただいています。真鍮は鉄よりも比重が重く、重量感があり、また年月の積み重ねによって、表情を変える味わい深い金属です。
真鍮鋳物の製作工程
簡単に真鍮鋳物の製作工程をご説明いたします。
① 砂を詰める為の木型をつくる。
② バックルの鋳型をつくる。
③ 木型に砂を詰める。
④ 砂に鋳型を押し付けて、型をとる。
⑤ 真鍮を型に流しいれる。
⑥ 真鍮を冷ます。
⑦ バレル研磨(バレル容器に、製作物と研磨剤を入れて、容器を回しながら研磨する方式)
最後にバレル研磨を施すことで、バックルのような複雑な形状の製品も綺麗に仕上がりました。
職人のこだわりが生んだ銀いぶし
無事にバレル研磨を終えて、お客様のご要望どおりの真鍮鋳物のバックルが仕上がってきました。今回はメッキ加工のご依頼はなかったので、本来であれば、ここで杉原産業の仕事は終わりです。しかし、弊社の職人は考えました。
「真鍮鋳物のこのバックルには、銀いぶしの処理もあうんちゃうやろうか」
そう思い立って、職人はすぐに銀いぶしでのサンプルを製作しました。サンプルが仕上がり、お客様に写真をお送りしました。そのときは「真鍮の素材そのままでいいです」とおっしゃっていましたが、後日、手にとって銀いぶしのサンプルをご覧になると、「現物みたら、銀いぶしもいいですね。こちらも欲しい」と仰っていただくことができました。そして、銀いぶしのメッキ加工を施した製品もあわせて、2種類×2色×10個、計40個の真鍮鋳物のバックルをご注文いただきました。
バックル作成後のお客様の声
製品となったバックルをお客様のもとにお届けすると「重量感があっていいですね。高級感があるね」との喜びのお声を頂戴することができました。今回のように、職人の提案で製品の幅が広がり、お客様に喜んでいただけることは、弊社としても、とてもやりがいがあります。
「この商品、形にしたいけど、どうしたらいいのかな」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、職人も一丸となって、お客様のために知恵を出し合います。
真鍮鋳物のバックル製作なら、自信があります。ぜひ一度、杉原産業までご用命ください。