オリジナルのコンテナのあおり止めを製作
2016/12/28
オリジナルのコンテナのあおり止めを製作
材質:ステンレス
種類:3種類(長い・ふつう・短い)
コンテナをお店などに改良したりをしてる会社様から、杉原産業のホームページを拝見していただき、「コンテナの扉を開けた状態で固定したいのですが、ご相談させてただきたい」と、お問合せをいただきました。
また要望として、「あおり止めの長さは30・40・50cmの3種類が必要です。また室外で利用するので素材はステンレスが良いかと思う」とのことでした。
とはいえあおり止めの形の指定があるわけでもなく、またどのような物にすればよいのか固まっていない状態でした。
室外の場合はなぜステンレスなのか?
室外で利用する場合、雨や湿気などで金属に水が付く事があります。
そうすると、誰もがご存知の通りサビがでてきて、ボロボロになったり必要な強度が得られなくなったりします。
しかしステンレスは錆びにくいという特性があります。
※錆びるステンレスもあります。
また、金属の中では加工がしやすく比較的強度の高いものとなるので、野外で重いものを固定するのに最適な素材なのです。
コンテナの重量などを加味して、ある程度の強度のあおり止めを製作
指定があったのは素材と長さだけで、どんなものにすればよいのかを考えて、サンプルの作成をさせていただきました。
コンテナの扉は鉄でできているので、非常に重たいです。
その為、強風が吹いて勢いよく開いたりしまったりすると、大きな力が掛かりますので、ある程度強度がある状態にしなければいけません。
そこで、丸棒のステンレスをカットして、プレス加工・曲げ加工・溶接を行いました。
ここは曲げ加工を行って、溶接をしてくっつけた部分です。
サンプルではあるので、手曲げにて加工を行っています。
そして実際に、要望だった3種類の長さのあおり止めを製作させていただきました。
今回作成したサンプルは上記の様に30cm・40cm・50cmの3種類です。
実際に利用できるのかを確認していただくために、この3種類のサイズのサンプルのあおり止めをお客様先へ発送しました。
そしてお客様のところでお試しいただいているのだと思います。
明確なイメージは無いところから目的を考えて製作
こうしたい!こんなものが欲しい!でも、どうすればよいのか分からないという方は多くいらっしゃいます。
今回はまだ明確に決まってらっしゃった方ですが、口頭でのイメージだけでお伝えされることもあり、そういった場合においては何をするものなのか?どんな目的があるのか?どんな性能が必要なのか?などを、お聞きした内容から考え、その要望にあった形でよく製作をさせていただいております。
ですので、想いがなかなか形にできない方のお問合せもお気軽にご相談ください。
今回はステンレスを利用していますが、金属だけでなく木材でもなんでも、一度やってみます!