ステンレス製の検査治具を製作
2017/01/30
ステンレス製の検査治具を製作
- 素材:ステンレス(SUS440C)
- 数量:1セット(異形状4種)
今回、ROR試験用の検査治具をオーダー製作しました。
某大学の研究室から、高精度の金属製の検査治具が必要なのですが、色々探したけれど製作してくれるところが見つからず困っています。こんな検査治具を製作できませんか?と資料が届き、「できますよー」と即答して依頼を受けさせて頂いたのが製作のキッカケです。
依頼を受けさせていただいてから、詳細の図面や説明などのデータを送っていただき、具体的にどんな事をするものなのかを知ったうえで、所定の素材を利用して作成させていただきました。
製作する検査治具に求められた性能
この依頼があった検査治具は下記2つの性能をクリアする必要がありました。
- ・硬度
- ・表面粗さ
硬度に関してはHRC硬度40以上の金属の使用が必要ということで、SUS440C(最も硬いステンレス)を依頼の情報としてあげてくれていたので、それをそのまま利用することにしました。
また問題は、表面粗さです。
粗さ0.4~0.8?(マイクロメートル)以内の均一な表面仕上げをすることが求められました。
硬度の問題に関しては、特に意識する必要がなく、NCにて高精度の加工を行いました。そして、表面仕上げです。
表面仕上げに関しては、数字を出す事が難しい為、経験と勘によるものが大きいと考えています。
杉原産業では、今まで数多くの難しい依頼を解決してきた経験から、粗さ0.4~0.8?(マイクロメートル)という細かさでも問題なく、表面仕上げを行いました。
検査治具の小ロット対応可能
検査治具は品質管理を行う上で非常に大切なものですが、頼んでみると難しい形状だから断られたり、小ロットだからできない事もあるかと思います。
今回の事例は1セット4種類のものしか製作しておりませんが、極小ロットでの対応です。しかし、そんな小ロットであろうと試作であろうと、杉原産業では困ってる人の助けになれるように依頼を受けております。
超精密加工ができる技術力があるから検査治具も安心して製作できる
品質を保つ為に用いる治具ですが、治具そのものをシッカリと製作できていなければ、意味がありません。
ただ杉原産業では、いままで難しくて中々できないと思われていた様々な精密加工ができます。具体的には0.3mmの細かい針やアクセサリーなどの細かい製作実績が多数あります。
なので、難しい依頼内容でもできることが多いです。
寸法精度の高い検査治具の製作をお考えであれば、杉原産業に一度ご相談ください。