銅製のミール皿を金型から製作
2016/02/01
銅製のミール皿を金型から製作
他社で断られたミール皿製作のご依頼
「このミール皿と同じものは作れませんか。以前のミール皿の製作を頼んでいた会社から、もうできないと言われた。それにも関わらず、金型も返してもらえなくて、途方にくれている」とすっかりお困りの様子で弊社を尋ねて来られた今回のお客様は、十分な予算もないのですが・・・とご相談に来られました。
他社であれば「うちでもできません」とお断りしていた事例だったかもしれません。しかし、杉原産業はそんなお客様の「困った」に寄り添う会社です。お客様の予算的なご事情も加味した上で、ミール皿を製作いたしました。
ミール皿とは
今回お作りしたミール皿とは、アクセサリーのパーツの一部で、石や金属のパーツを樹脂で固める際の土台になります。ミール皿には丸型や楕円、四角や三角など様々な形があり、ネックレスやピアスなど用途によって、その大きさも様々です。今回のハート型ミール皿は横13.8cm、縦12.3cm、高さ1.5cm、銅版の厚みは0.5cmです。今回は1280個のミール皿を製作いたしました。ミール皿の製作は小ロットからでも対応可能です。
金型から製作!銅製ハート型ミール皿の製作工程
今回の銅製ハート型ミール皿は、金型がなかったため、お客様にお持ちいただいたサンプルから、まず金型を作りました。次に銅板にエッチング加工(化学薬品による腐食作用を応用して、版を作る技法)を施しました。そして、その銅板をプレス加工(プレス機に一対の金型を取り付けて、材料を変形させる技法)で、ハート型に打ち抜き、最後にフチを立てて、形を整えていきました。
ミール皿の製作には銅か真鍮がおすすめ
ミール皿を製作する金属は真鍮か銅がおすすめです。なぜならば、真鍮と銅は使い込むほどに味わいが増す金属であるからです。特にアンティークなアクセサリーを製作したい場合に持ち味を発揮します。今回はお客様のご希望により銅でミール皿を作成いたしました。銅は丸以外の特殊な形の成型や、複雑な装飾に向いています。独特なミール皿の製作をお考えのお客様はぜひ弊社までご相談くださいませ。
ミール皿製作の関するお客様のお声
他社で断られた事例ということもあり、弊社で製作したミール皿をお見せした際は、お客様は大変お喜びでした。お客様は費用面でも厳しいご事情を抱えていらっしゃいましたので、お客様のご予算に合わせた形でご提案させて頂きました。
杉原産業は予算・納期・デザインなど、すべての部門でお客様の「困った」を解決する会社でありたいと思っています。今回のミール皿の製作のように、他社で断られた案件もぜひ、弊社まで一度お問い合わせくださいませ。